廃車の豆知識

一時抹消登録で保管した車は日々劣化する

一時抹消登録の目的と特徴

一時的に自動車を使用しなくなる場合に行う廃車手続きのことです。

永久抹消登録との違いは、再申請によってまた対象自動車を使用できるような登録が可能になる点ですね。

このために一時抹消登録完了時には、再び公道を走るために必要となる「一時抹消登録証明書」の交付があります。

一時抹消登録証明書を添えて再登録することによって公道を走ることが可能となります。

一時抹消登録では、何台も自動車を所持していても、実際に使うのは1台のみで、その他の自動車は保管のみという方々には良いシステムでしょう。

一時抹消登録をおこなうと、再登録を行うまでは税金などがかからなくなりますし、車検も必要ではなくなります。

しかし、野ざらしで放置したりしますと罰則の対象となりますし、車の状態も悪くなりますので、再登録などをお考えの方は、車庫証明などがなくても、雨風のあたらない保管場所が必要になると思います。

一時抹消登録では、永久抹消登録に関連したスクラップや解体費用が発生しない分、手続き関連の費用もお安く(1~2万円程度)ですが、それでも維持費がかかりますので、あまりにも長期間の一時抹消登録は現実的ではないのかも知れません。

車が劣化する前に買い取ってもらった方がお得?

車はただおいて置いくだけで、エンジン内が劣化したり、内装部も確実に痛んできます。

外装も放置しておくだけで簡単に痛んでしまいます。

半年程一時抹消登録して再度再登録する場合には登録手続きの費用や車検、税金の登録も必要になりますが、車の痛みが激しくては再度車検を通すための費用もかなり高くなったりしますので、できれば一時抹消で車を腐食させるよりは、買い取りサービスなどで売却し、また車が必要な場合には、適当な車を新規購入する方が経済的な場合もあるでしよう。

保管中の車も、置いておくだけで価値がどんどん下がることを考慮しますと、自分で一時抹消登録するよりも、買取業者に売却して、次回は新しい車を準備する方が賢い方法とも言えるでしょう。

最近では車を売りたい場合でもインターネットを利用するだけで、高速で複数業者さんの査定をやってもらえるようになりましたので、まずは問い合わせてみるのもいいかと思います。

一時抹消登録の時期が決まっているのであれば、あらかじめ買い取り業者さんに希望時期などを相談することで(予定見積もりなど)、有利な査定額をえることもあるでしょう。

その上、多くの買い取り業者さんでは、優良中古車の斡旋、販売もやっていますので、また今度車が必要な場合にも、気に入った車の購入にきっと相談にのってくれるはずですね。これなら、車の購入時に古い車を廃車にしたり、下取りしてもらうより自由な感覚で取引できそうです。

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