廃車の豆知識

廃車の手続き方法[個人で行うor業者に依頼する]

廃車することを決めた場合に、まず思い浮かぶのが手続きですね。

どのような書類が必要になるのか、提出時期や場所はどうなるのか、さらに全体でどれくらいの手数料や費用がかかるのかと考え始めると、何か億劫になって少々金額がかさんでも代行業者に相談した方が手っ取り早いなんて思う方も多くいます。

廃車手続きは主に行政書士などが代行してくれますので、面倒が苦手という方でも依頼することができますが、他人に依頼するにせよ、どのような流れで手続きがなされるのかということは知っておいてもよいものでしょう。

単純に「廃車」といっても大きく分けると3種類の手続きに大別できます。

廃車の種類

(1)永久抹消手続き(返納届け)
もう乗らない場合の手続きで軽自動車の場合は返納届けと呼ばれます。手続き自体は変わらず、手続き場所が異なるだけです。

永久抹消登録とは車検が切れて乗れなくなった車を解体して二度と乗れない状態にすることを指します。

(2)一時抹消手続き
普通自動車(軽自動車)を、一時的に使用しない場合の登録抹消手続きです。

手続きは管轄の陸運局(軽自動車検査協会)で行います。自動車税などの税金の支払いを中止したい場合に一時的に車を廃車状態にする手続きです。

(3)解体抹消
一時抹消登録した後に、やはりもう乗らなくなった場合には解体抹消手続きが必要です。

(解体届け)永久抹消登録と似ていますが「ナンバープレートの返納」と「自動車税の還付手続き」は無くなります。

乗らないで放置すると維持費がかかる場合があります

廃車(抹消登録)すれば、支払っていた「自動車税・自動車重量税」の還付を受けられる場合もありますから、還付の適用対象はどのように決められているのか確認しておくことも必要です。

廃車の係わる抹消登録では、永久抹消の場合、引取りにかかる費用を含め、スクラップ代、リサイクル費用、手続き費用などの合計が平均4~5万円ほどになるようです。

一時抹消登録でも最低1~2万円の費用を見込んでおいたほうがよろしいでしょう。

廃車の手続きでは時間と手間の他に費用もかかります。

廃車にしようと考える車がまだ動く場合には、廃車よりも買取業者に委託し引き取ってもらうほうがお得な場合が多いようです。

買取業者では、どんな車にでも査定価格をつけるという方針の業者もいますし、解体業者と提携して車のメタル価値まで還元してくれる業者もいますので、廃車の手続きで出費が出る場合でもなるべくリーズナブルにコストをを抑えることができそうですね。

車を売りたい方におすすめの記事